エンドトキシンとは

エンドトキシンは、グラム陰性菌の外細胞膜に存在する小さな細菌由来の疎水性リポ多糖 (LPS) 分子です。エンドトキシンは、コア多糖鎖、O 特異的多糖側鎖 (O 抗原)、および毒性作用の原因となる脂質成分であるリピド A から構成されます。細菌は、細胞死時および活発に増殖および分裂しているときに、大量のエンドトキシンを放出します。単一の大腸菌には、細胞あたり約 200 万個の LPS 分子が含まれています。

エンドトキシンは実験器具を容易に汚染する可能性があり、その存在は in vitro 実験と in vivo 実験の両方に大きな影響を与える可能性があります。また、非経口製品については、LPS を含むエンドトキシンで汚染された非経口製品は、ヒトの発熱、炎症反応の誘発、ショック、臓器不全、および死につながる可能性があります。透析製品の場合、LPS は逆濾過によって孔径の大きな膜を通って透析液から血液に移行する可能性があり、これに応じて炎症の問題が発生する可能性があります。

エンドトキシンは、凍結乾燥されたアメーバ細胞溶解物 (TAL) によって検出されます。Bioendo は 40 年以上にわたり、TAL 試薬の研究、開発、生産に専念してきました。当社の製品は、ゲル凝固法、比濁法、発色法など、エンドトキシンの検出に使用されるすべての技術をカバーしています。


投稿日時: 2019 年 1 月 29 日